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フラーレンとは
フラーレンとは、炭素のみがサッカーボール状に構成された分子。グラファイト、ダイヤモンドに次ぐ、第3の炭素同素体として注目を集めました。
フラーレンの構造
シュンガイトフラーレンの発見は1985年。アメリカのライス大学とイギリスのサセックス大学の共同研究で発見されました。その後1996年に発見の功績が認められ、発見者はノーベル化学賞を受賞しています。シンメトリーな構造が科学者を虜にし、世界中で様々な研究が進められております。
発見は1985年ですが、実は太古の昔より自然界にも存在していたことが分かりました。自然界で最初に発見されたのは、ムーミン谷のモデルとしても有名なフィンランドの国境近くにあるロシアのカレリア共和国から採取される『シュンガイト』という石の中からです。その石は、その地域で古くからヒーリングストーンとして親しまれており、16世紀には、当時の皇帝がその地域に保養所が設け、そこで治療をすると病気の治りが早い等の伝説も残っております。この石の起源は20億年前、隕石の一部だと言う説もありますが、未だ解明されておらず謎めいた存在です。
研究では、フラーレンに抗酸化力がある事がわかり、様々な応用が期待されました。しかし、フラーレンは炭素のみで構成されている為、全く水には溶けないという性質が大きな壁となりました。そして、いろいろと試行錯誤した結果、弊社が世界に先駆けて水溶性のフラーレン化粧品原料の開発に成功、2005年から販売を開始しました。
高い抗酸化力
フラーレンは活性酸素消去=抗酸化能。その効果は、他の抗酸化成分の100倍以上であることを確認しています。エイジングケア成分として定番となったフラーレンの、根本ともいえる抗酸化能に関するデータをご覧ください。
高い抗酸化力